閣議決定されました。
https://www.meti.go.jp/press/2021/10/20211015004/20211015004.html
令和3年10月27日に施行されます。
高圧ガス保安法 冷凍則が改定され、極低温冷凍機が5冷凍トンまで適用除外となり、20冷凍トンまでは法に準拠して製作し、届け出は不要、20冷凍トン以上50冷凍トンまでは都道府県に届け出となります。また、冷媒ガス(作動ガス)としてヘリウムに加え、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、ラドン、窒素が使用できるようになります。
冷凍能力
冷媒の種類 |
3トン 未満 |
5トン 未満 |
20トン 未満 |
50トン 未満 |
50トン 以上 |
二酸化炭素、フルオロカーボン(不活性のもの) ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、ラドン、窒素 |
適用除外 |
適用除外 |
その他製造者 |
第2種製造者 |
第1種製造者 |
アンモニア、フルオロカーボン(不活性のもの以外) |
適用除外 |
その他 製造者 |
第2種 製造者 |
第2種 製造者 |
第1種 製造者 |
その他のガス(プロパン、 |
適用除外 |
第2種 製造者 |
第2種 製造者 |
第1種 製造者 |
第1種 製造者 |
高圧ガス保安法改定については、20年以上前から低温工学・超電導学会内で要望検討され、経産省とも交渉がありましたが進展はありませんでした。今回、経産省から法改正の閣議決定と施行日が10月27日であることが発表されました。法改正については20年以上に亘って、低温工学・超電導学会内で議論され法改正の活動もされてきましたが、低温、超電導の業界団体が無かったため、行政側の対応も不十分でした。
このたび、昨年からの低温・超電導工業会の働きもあり、法改正の運びとなりました。